治具(じぐ)とは

治具(じぐ)は、工具の位置合わせだけや工作物側の位置決めと締め付け固定するための道具のことです。

チャッキング(品物の取り付け)を正確に、毎回同じところでチャッキングすることができれば、加工精度もあがります。

また、チャッキングが容易にできるようになれば、取り付け時間も短縮されるため、コストダウンにも繋がります。

このため、加工において、ある程度同じ製品を加工する場合、治具づくりもとても重要になります。

三起工業製作所では、この治具づくりから、自社制作することによって、高品質、低価格を実現しています。

真鍮とは

真鍮とは銅と亜鉛の合金のことです。
一般的に黄銅と呼ばれる真鍮は
銅:約65%
亜鉛:約35%
の割合です。

またこの合金の割合によって名前も少し変化します。
材料記号は頭文字Cで始まる4桁記号で表されます

C2600:七三黄銅(銅が約70%、亜鉛が約30%) イエローブラスとも言います。

C2801:六四黄銅(銅が約60%、亜鉛が約40%) 黄金色に近い黄色を示します。

C3604:快削黄銅(銅が57.0-61.0%、鉛が1.8-3.7%、鉄が0.50%以下、鉄+錫が1.0%以下、亜鉛は残部) 被削性を高めるために鉛を添加しています。

C3771:鍛造用黄銅(銅が57.0-61.0%、鉛が1.0-2.5%、鉄+錫が1.0%以下、亜鉛は残部)

C4600台:ネーバル(naval)黄銅(海軍黄銅とも言う) 錫(すず)を添加し耐海水性を高めたものです。

CAC201:黄銅鋳物1種

真鍮は切削加工がしやすいとされています。
切削加工がしやすいという事は
・加工精度が高い(高精度)
・加工賃が安価

材料代もほどほどの値段のため、紙幣の印刷機などの精密機械や水洗便所の給水管や便器給水スパッド、理化学器械類や鉄道模型等の素材、弾薬の薬莢や金属模型などに幅広く使用されています。

普段一番目にする真鍮といえば「五円玉」だと思います。

三起工業製作所では真鍮の切削加工に特化した大阪の製造業です。
お見積り、お問い合わせお待ちしております。